男と猫2匹のブログ

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ノネコ管理計画という世界遺産登録のための殺処分

皆さんこんにちは。

はらだです。

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私は非常に怒りを覚えています。猫の悲しいニュースが未だに飛び交っている中で、これ以上の悲しみや憤りを感じることは今後あるのか。

それほどのニュースが私に飛び込んでまいりました。

 

 

 

ノネコ管理計画

奄美大島

奄美大島が舞台となる【ノネコ管理計画】は、奄美大島の絶滅種に指定されている動植物の生態系(アマミノクロウサギやアマミヤマシギ等)を、ノネコから守り大切な保護動物たちを守ろうという計画です。

 

ノネコとは

皆さんはノネコという言葉を聞いたことがありますか?あまり聞いたことがありませんよね?飼い猫でもなく野良猫でもない猫、それがノネコなのです(わかるかぁ!)

わからない人のためにざっくり説明すると、人の手を離れ、山で暮らしている猫のことを【ノネコ】といいます。

 

国から指定されている奄美大島の絶滅種 

奄美大島には、絶滅種に指定されている動植物が数多く生息しています。その中で、国から保護対象として指定されているのが下記となります。

【アマミノクロウサギ】

【アマミヤマシギ】

【オーストンオオアカゲラ】

【アカヒゲ】

【オオトラツグミ】

【フチトリゲンゴロウ】

【アマミデンダ】

【ヤドリコケモモ】

【コゴメキノエラン】

の9種の動植物となり、その他にも魚類や植物等も絶滅種に指定されております。

 

ノネコ管理計画を知る

私が【ノネコ管理計画】を最初に知ったのは、Twitterでノネコ管理計画についてツイートしてあったのを見かけたのが始まりです。そのツイートはあえて載せませんが、ノネコ管理計画の記事を書いた記者に向けてのものでした。

正直な感想を述べれば「そんなツイートしてるなら仕事しろ」と思うほど、意味不明で何を言いたいのか理解ができないものでした。

 

 

奄美大島に生息する外来種の歴史 マングース編

マングース

実は、ノネコ計画以前にも外来種を退治しようと言う事業がありました。それが、マングース防除事業です。

奄美大島に生息する動植物の中で、人間に危険な存在といえば「ハブ」。そのハブを退治するため、インドからマングースが連れてこられました。

ですが、マングースはハブとは闘うことはなく、反対にマングースの増殖で絶滅種が捕食され、人間に危害を加えたり農作物も荒らされようになります。

そして、このままではアカーンということで国をあげてマングースの完全除去を始めます。

人間の手によって持ち込まれたマングースですが

Aさん「ハブ退治に使えないと思って放置してたら、知らない間に増えてウサギとか食べてるし、うちらの畑も荒らされて、あそこのBさんマングースに怪我させられたって」

こんな会話も平気でするのでしょうね。

 

マングース防除事業の成果

2005年に策定されたこの一大プロジェクトですが、どんどん成果を上げてきており、奄美大島のように島レベルでマングースの完全排除は例がないため、国際的にも注目されています。

そして、マングースの減少により【アマミノクロウサギ】や【アマミヤマシギ】等の絶滅種がこれまでの約5倍もの増加が確認されております。

マングースポイント
    • 元々、人間がハブ対策で奄美大島に連れてきた(人間のため)
    • ハブと全く戦いません(天敵という噂はほぼ嘘)
    • 増えすぎて色々被害が大きくなってるから殺処分にします(人間が連れてきたのに)

 

ノネコの被害と対策

ノネコ

ここからが今回の【ノネコ管理計画】の肝になる部分です。

元々、奄美大島には肉食系の動物はおらず、犬や猫ももちろんいませんでした。奄美大島ではハブやネズミを主体とし人間や農作物の被害が増えたことから、マングースだけではなく猫もハブやネズミ対策のために取り入れられました。

猫は基本的には放し飼いとなり、ハブやネズミの被害が減少すると猫は人の手を離れ、人里離れた山に入り暮らし始めます。山の中で暮らす猫はもちろん避妊・去勢手術を受けていない猫ですので、たくさんの子供を生み増殖していきました。

 

ノネコによる生態系への被害

ノネコによる絶滅種への被害が加速度的に拡大していき、アマミノクロウサギやアマミヤマシギをノネコが捕食する姿やノネコに襲われたと思われるアマミノクロウサギが確認され始めます。

それを受け県や国が絶滅種の保護のため、【ノネコ管理計画】を始めます。

 

ノネコの捕獲

まずは生息している奄美大島の森林内にモニタリング用のカメラを仕掛け、ノネコの動向を調査します。動向調査後は、ノネコの生息範囲と絶滅種への影響を考え、特に影響力が強く出るであろうエリアから優先的に捕獲していきます。 

ノネコ捕獲後の対応

ノネコを捕獲後の市や県の対応を下記にまとめております。

①飼い猫を森林内で捕獲した場合

→マイクロチップや飼い主がすぐ判断できる場合は引き渡しますが、首輪はしているが飼い主が不明の場合は、役場等で1週間の預かりと公示を行い、そのまま飼い主が分からなければ県が引き取る形となります。

②純粋なノネコを捕獲した場合

マイクロチップや首輪等をしていないノネコの場合はできる限り譲渡先を探すが、譲渡先が見つからない場合は、安楽死という形となります。

ノネコポイント
  • 元々、人間がハブやネズミ対策で奄美大島に連れてきた(人間のため)
  • 避妊・去勢手術を行っていないから増殖した(猫は自分で手術は出来ません)
  • 増えすぎて手を付けれないから殺処分にします(猫は使い捨てではない)

 

ノネコ管理計画に対する疑問点

猫

ただし、このノネコ管理計画にも個人的に疑問に感じる点もいくつかあります。

絶滅種は増加している

上述したように、マングースの防除事業により減少しているマングースですが、アマミノクロウサギ等の絶滅種は増加の一途を辿っています。

それではノネコ保管計画は必要があるのか、そもそもマングースの減少で、絶滅種が増えていることを理解しているのか疑問に感じます。

 

不可解な数値

これまで環境省が公表してきたアマミノクロウサギの生息数は、2003年度時点で2000〜4800頭である。だがこの数値は、2003年度の数値であるが2018年のノネコ管理計画策定時にもこの数値が使われています。

2015年度に環境省がアマミノクロウサギの生息数を調査・把握しており、実際には約15000〜40000頭までアマミノクロウサギが増殖しているのがわかっています。

また、アマミノクロウサギの死亡原因はなにかわかりますか?第一位は交通事故です。交通事故。猫との関係性0です。

なぜ、環境省は2003年度の数値を引きずっているのか?正確な数値を公表しないのか?公表できない理由でもあるのでしょうか。

 

これまでのノネコ捕獲数

本格的に始まる前のモデル事業で、ノネコ捕獲数は数匹です。2018年度には40匹ほど捕獲したとのことです。が、結局ノネコを捕獲したところでアマミノクロウサギは増殖しているし、死亡原因が交通事故となると…ねぇ?

 

アマミノクロウサギによる被害

それではマングースやノネコだけが迷惑をかけているのかといわれれば、そうではありません。今回のメインとなるアマミノクロウサギもかなりの被害を出しています。

アマミノクロウサギはタンカンといわれる柑橘類の樹皮を食べます。その樹皮を食べることにより、成木は傷み病気にかかってしまいます。

2014年から被害報告があがり、2017年度は65万円相当にのぼります。この被害額はイノシシの被害に次ぐ規模になります。

疑問ポイント
  • マングースの防除によりアマミノクロウサギは約5倍に増殖
  • 環境省の数値がおかしい、アマミノクロウサギの増殖隠してる?
  • 別にノネコ捕まえる必要ないんじゃない?

 

最後に

3匹の猫

結局、世界遺産に登録されたいからノネコ管理計画を策定したのか言われても仕方がないことです。ただ、政府の動きとノネコ管理計画の動きがどうにもこうにもマッチしていない気がしてなりません。

まずはノネコよりも、国から絶滅種に指定されているアマミノクロウサギが起こす被害を対処してから、ノネコへ関心を向けるべきではないでしょうか。

 

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